昔からの夢だった、建設業の仕事について
現場監督
いわゆる現場管理というお仕事です。
現場を管理するというと偉そうですが、実際は職人の小間使い、設計の尻拭いですみたいな業務のような気がします。
主に鉄骨造・木造の現場を担当していました。
入社した頃は、木造住宅の現場監督でした。
入社した頃は、木造住宅の現場監督を約半年間していました。
木造住宅は現在しているいわゆる一般現場とよばれる業務とは雲泥の差でした。
まず、木造住宅と一般現場ではなにが違うのか?
木造住宅→大工がメイン 施主個人の建物
一般現場→多種多様な業種 法人・官庁の建物
現場管理をする上で、現場に来る人数が増えると管理は特に大変になります。
木造住宅をしていた頃は、多くても10~15人だったのが
一般現場だと50~70人となりました。
また法人・官庁が施主にあたる為、必要書類の量も増えました。
私の初めて一般現場
私が初めて担当した一般現場は木造2階建ての老人ホームでした。
先輩監督に連れられて「今日からこの現場を担当してもらう」と言われました。
まだ右も左もわかりませんでしたが、不安と共に楽しみでもありました。
数日たち、毎日の業務にも慣れ始めましたが、ほとんどが雑用でした。
毎朝ラジオ体操し、現場の写真を撮り、現場の片付けをし、職人さんから言われた事を先輩監督に伝えるという役目のみを行っていました。
日常化し、淡々とこなす作業思っていた仕事じゃなかったと感じました。
だるそうに作業をする私に、先輩監督が「帰れ」といいました。
私は業務はこなしているのになぜそこまで言うかと言いましたが
その日は帰らされました。
興味をもって仕事をするという意味
次の日、先輩監督と現場での作業について話がありました。
「現場では常に危険が伴う、集中力のない状態で作業をするとケガをしたり、人が死ぬこともある。現場でだるそうにしているのは現場に参加していないからや、現場でわからへんことは自分で調べるそれでもわからへんだら俺に聞け、興味をもって仕事しやないる意味ないぞ」と言われました。
確かに学校では聞かなくても教えてもらうのが当たり前だと思っていました。
働き出すとそうではなく、自身で動かなければ誰も動いてくれないと教えてくれました。
また現場での危険について日常化するにつれ、注意力がなくなっていました。
興味をもって仕事をするは未だに難しい事だなと感じます。
着工から完工までの間、現場に対して真摯に向き合えという意味だと解釈していますが、その当時は言われた事をするだけで、建物に対しての理解を深めようとはしませんでした。それが原因で業務が日常化しているのだと思いました。
最後に
私が建築現場監督になり、経験した体験を續っていければと思います。
建築は素晴らしい業界だと思いますが、悪い部分・良い部分をよりリアルに伝えていければなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。